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2024.10.14

秋冬の定番!お鍋のおはなし。

毎年この季節になると、寒い時に欠かせないお鍋が店頭で見られるようになります。
友人や家族とみんなで囲んで食べる鍋料理、最高に美味しくて簡単で大好きです。

土鍋には「ペタライト」という鉱物が使われており原料の土にまぜて製造することで、熱衝撃に対する耐性を高める(耐火性)・鍋全体の軽量化・保温性・耐久性といった土鍋の良さが生まれます。

ペタライトは国内では商業的に採掘されておらず、海外からの輸入に頼っています。
ところが!!
近年、電気自動車の普及が進んだことで、リチウムイオン電池の需要が高騰⇒リチウムを含むペタライトの需要も高騰!
そして鉱山を買収する企業が現れたこともあり、ペタライトはどんどん手に入らなくなり、手に入るとしても価格が何倍にも高騰!!!という事態に。。。。

2023年には「ペタライト問題」としてメーカーさんからも連絡を頂いており、ある程度の材料は確保しているものの翌年(2024年)どうなるかわからない・・・と言われていました。

●大人気のKAKOMI土鍋はどうなった?

美しいデザインが大人気のKINTOさまのKAKOMI土鍋。
「IHでも直火でもOKで、シンプルなデザインの土鍋を探しています」というお問い合わせのお得意先様にご導入いただき、その後「おかげさまで完売しました!」と嬉しいお声を頂きました。

店舗様も消費者様も大満足なKAKOMI土鍋・・・・「今年はどうなる?」これが担当の方も気になっているポイントでした・・・。

そして2024年6月に行われた展示会にて、KAKOMIが大幅にリニューアルすることが発表されました。

●あたらしいKAKOMIシリーズ

これまで同様KAKOMIのデザインは柴田文江さんによるもの。
IHに対応し、また直火にも対応できる[KAKOMI IH琺瑯鍋]が新登場です。

ホーロー製の鍋といえば、ミルクパンやキャセロール・煮込み用の深さのある鍋。ほとんどが「調理用」の形状ですが、
このKAKOMI IH琺瑯鍋は、その名の通り「食卓で囲んで食べる」土鍋と同じ形状になっています。

また、通常のホーロー製品と大きく異なるのが素地です。
一般的なホーロー製品は鉄が素地として使用されますが、KINTOさまのホーロー製品はステンレスを使用しています。
ステンレスをホーロー製品に使用することは技術的に非常にむずかしく、とても珍しいことです。
(この技術力を考えたら、この価格・・・安い!という上司のお話もありました)

従来の土鍋よりも熱伝導が良く早く調理できるし、素地をステンレスにすることで高級感がありながらも、鉄よりも丈夫で軽くて使いやすいので人気が出ること間違いなし!です。
軽くて丈夫、いいですね。

●土鍋もあるんです

従来のKAKOMIの形はそのまま、直火専用の[KAKOMI 直火土鍋]として生まれかわります!
材料がコーディエライトに変わったことで、重量がグッと軽くなりました。KAKOMI琺瑯鍋と同じくらいです。その上強度もあります。
また吸水率も極めて低くなったので、カビやにおいがつきにくく取り扱いしやすくなりました。

ペタライト以外でどうにか製品を作れないか・・・という窯元さんたちの研究・実験のおかげでこの土鍋が生まれたのかなと思います。
土鍋で囲う鍋料理、定番ですもんね。

●別売りのスチームプレートもかなりおすすめ!

最近人気の蒸し料理にもKAKOMIが使えます。
ステンレス製のシンプルなスチームプレートはふちの部分が上向きに加工されているので、具材がコロンと落ちる心配が少なくなります。
食洗器対応なので簡単にお手入れ出来て毎日でも蒸し料理が楽しめます。

IH琺瑯鍋にも直火土鍋にも使えます◎

お鍋の画像を見ながら記事を書いていたら、頭の中が鍋でいっぱいです。・・・何鍋にしようかな。

在庫状況などは各営業担当までお気軽にお問い合わせください!

ペタライト(鉱物標本)出典:産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質情報基盤センター 地質標本館 地質標本鑑賞会
( https://www.gsj.jp/Muse/hyohon/mineral/list.html)

吉田/営業部