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2024.11.11

スペシャリティーコーヒーを極上の味わいで、サイフォン式コーヒーのコーヒーメーカー、タイガー魔法瓶のSiphonysta(サイフォニスタ)


もう30年くらい前の話ですが、新潟の万代シティバスセンターの3階にあった喫茶店、よく仲間とコーヒーを一杯で1日すごしてました。たしかあの喫茶店、たのめばサイフォンでコーヒーを淹れてくれたような気がしましたが18、19くらいの歳だと珈琲の味も分からず砂糖とミルクたっぷり入れて飲んでた記憶があります。

それからもいろんなシーンでサイフォン式のコーヒーを飲みました。抽出している最中は理科の実験のような面白さがあり見とれてしまいますが。実際のところ、ドリップで淹れるコーヒーと何が違うかいまいち分かりません。


■サイフォン式とドリップ式の違い
そもそもサイフォン式コーヒーとは? フラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化を利用してお湯を移動させながらコーヒーを抽出していく方法です。ロートの中でコーヒーの粉とお湯を一定時間浸すため、味がブレにくく、抽出過程を楽しめます。

サイフォンで淹れるコーヒーは、コーヒー粉に一定量のお湯を浸してじっくりと抽出する浸漬式(しんししき)法を使って淹れていきます。ロート内で粉とお湯を混ぜてコーヒーを抽出していくので、ロート内で、飽和状態になると、それ以上溶け出しません。そのためサイフォン式コーヒーで淹れたものは、柔らかくすっきりとした味わいが特徴です。

ドリップで淹れるコーヒーは、お湯をコーヒー粉に注ぎそのまま抽出する透過(とうか)法を使って淹れていきます。コーヒーの成分が止まることなくストレートに溶け出していくので、コクのあるしっかりとした味わいが特徴となります。


サイフォンは理科の実験のような雰囲気と、炎、ポコポコと沸騰する心地よい音、フラスコを管をつたって移動する様子などとっても魅力的ですよね。


■サイフォン式コーヒーを全自動にしたタイガー
あのタイガー魔法瓶が発売した「サイフォニスタ」。サイフォン式コーヒーを全自動で手軽に味わえるようにしました。
サイフォン式コーヒーをハンドで淹れるとなると、あの理科の実験のような器具を揃えないといけません。また抽出するとなるとそれなりの時間を要します。サイフォニスタならボタンで設定するだけで、手軽にサイホン式コーヒーが愉しめます。

しかもあと片付けも簡単!ほとんどのパーツが食洗機でも洗えます。


■デザインはどうでしょう
Siphonysta(サイフォニスタ)のデザインは見た目は洗練された設えですが、あの理科の実験のようなワクワクするサイフォンのシリンダーやスチームの蒸らしはそのまま残っています。

最後、ドリンクウェアをセットして抽出レバーを引くと注ぎこまれます。自分で淹れている感がありますね。

個人的には見た目、「少し背が高いな」と思ってしまったのとやはり存在感が大きいですね。


■味はドリップコーヒーとは明確に違うサイフォン
特にペーパードリップとは違いが分かります。ペーパードリップは豆に含まれる油分も吸ってしまいコーヒーに反映されませんが、サイフォンはその油分も漏らさず。しかも浸漬式なのでじっくり抽出した旨味を逃がして無い気がします。

最近だとハリオのドリッパーでも浸漬式が発売され人気だと聞いております。
他、サイフォン式の全自動コーヒーメーカーはHARIO(ハリオ)やツインバードがありますが、見た目はあのサイフォンのままですね。あの形はあれで良さがあるのでハリオやツインバーののような形状も好きです。

一度、レトロ喫茶に行ってサイフォンコーヒーを味わってはいかがでしょうか?

営業部/本多