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2024.10.02

京都で270年以上続く顔料屋であり、絵具屋である、上羽絵惣(うえばえそう)。


長い歴史があったり、職人の想いが感じるアイテムが好きです。
京都で270年以上続く顔料屋であり、絵具屋である、上羽絵惣(うえばえそう)。
初代惣兵衛が宝暦元年(1751)に京都市下京区燈籠町(東洞院通松原上ル)にて創業して以来、日本の伝統色、和の色をずっと扱ってきています。日本画用絵具専門の店として、プロの日本画家の方がお使いになられる岩絵具を中心に「白狐」がトレードマークの胡粉、水干絵具、棒絵具などを販売しおております。


■胡粉ネイル
胡粉ネイルは上羽絵惣の看板商品、胡粉は日本画の重要な白色顔料です。
胡粉は気の遠くなるような製造工程を経て完成されます。ホタテの貝殻を10年ほど風雨にさらして風化させ、汚れや付着物を落とし、二枚貝の身と蓋に分け、研磨・洗浄して砕き、地下水と混ぜて泥状にしてから攪拌、沈殿させ、杉板に流して干す・・・。という長い歳月と多くの工程を経て丁寧につくられる日本古来の美しい白。あでやかな色彩を際立たせる、豊かな文化の象徴です。
柔らかい天然素材の白色は、お雛様や御所人形、能面の仕上げにも古くから重宝されてきました。
胡粉ネイルには、その「胡粉」を配合しています。

日本画を描く人は限られているけど、爪のネイルならいろんな人が描けます。
そんな思いから2010年から胡粉ネイルの販売を開始。老舗の絵具屋ならではの色合いを取り揃え、大正時代に考案されたトレードマークをラベルにあしらっています。2015年にはグッドデザイン賞も受賞しました。


大河ドラマの時代人心に寄りそってみる
2025年のNHK大河ドラマは「べらぼう」蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描いています。
蔦屋重三郎は1750年産まれ、上羽絵惣の創業が1751年(宝暦元年)。蔦屋重三郎は喜多川歌麿(きたがわうたまろ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)、山東京伝(さんとうきょうでん)、滝沢馬琴(たきざわばきん)名だたる絵師を見出したプロデューサー、きっと上羽絵惣の絵具にも触れてきたんだろうと思います。

天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期。この当時の日本の文化に触れてみるのはいかがでしょうか?

本多/営業部



※上羽絵惣の胡粉ネイルを導入希望の店舗さまは審査がございます。弊社、担当営業までお問合せください。