MENU

2024.07.10

医療的ケア児と考えた「みんなで使えるタオル」丸眞のto:alla(トアラ)

すべての人に使いやすく、年齢、性別、文化、身体の状況、人々が持つさまざまな個性や違いにかかわらず、最初から誰もが利用しやすく、そこに区別がないデザインこそが本当のデザインだと思っております。

度々「ユニバーサルデザイン」とは障がい者や高齢者が使用するモノや施設についてUD(ユニバーサルデザイン)と区別する場合があります。
しかし本当の意味は、障がいのある人が感じる社会のバリア(障がい)の除去を目的とするのがバリアフ リーであるのに対し、「すべての人が利用できるようデザイン」というのがユニバ ーサルデザインだと思います。決して区別するのを目的としてはいけないと思います。

そんな目線で今日は丸眞のタオル to:alla(トアラ)をご紹介したいと思います。

【医療的ケア児と考えるブランドto:alla(トアラ)】は売上の一部をNPO法人アンリーシュに寄付をしております。

私の娘は生まれながらにして脳性麻痺です。呼吸や食事が困難で、また四肢をうまく動かす事ができません。
医療ケア児を持つ親としていろんな差別、障壁に合ってきました。せめてこの子の使うモノに関してはこの子にとっていいものを使いたいと思っております。
展示会でこのタオルと出会いました。to:alla(トアラ)は、医療的ケア児と考えた「みんなで使えるタオル」です。
とにかくタオルをたくさん使います。身体の下に敷いたり、枕替わりにしたり、体位を変えるのに使ったり、足の下、首の下など大小さまざまなタオルを使います。また、体温管理がうまくできないので身体の上にかけたりしております。

また、ちょっとの凸凹が肌荒れの原因となります、トアラはタオルのヘムやミミ、ブランドネームを示す刺繍やタグなどをなくし、出来るだけ凹凸が少なく、パッと広げた時や洗濯が終わって畳むときも裏表上下を気にしなくて良いタオルなのがいいです。

でもコレって普段使っている時もタオルの柄や表か裏か、刺繍のマークなんか気にして使ってましたが、本来、タオルを使う時は気にしなくてもいい事ですね。

私の子はとにかく涙がよく出るのと、汗が問題ですね。綿タオルが肌にいいと思ってましたが、綿は汗が表地に滞留しますので肌との接地面が汗でかぶれたりします。とにかく汗などの水分を肌から素早く切り離す事が大事でその点でこのマイクロファイバーは吸水、速乾に優れてますので使い勝手がいいですね。このマイクロファイバーの「毛細管現象」が汗などの水分を素早く肌から切り離してくれます。

また、タオルはほぼ毎日交換するので大量に要ります。マイクロファイバーは通気性に優れており、洗濯物も早く乾くためとても良いです。
大判タオルなんかはブランケットかわりに使えるので夏冬とおしてかなり重宝するかと思います。

皆さまの普段使いのタオルとしておすすめです。
あと、欲を言うと気切バンドなんか同じ素材で作ってもらいたいですね。

この生地が「医療ケア児」を知ったり、考えるきっかけになれば幸いです。

本多/営業部