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2024.01.22

長い伝統を誇るスツール、デンマークのワーナー社


前からシューメーカースツールという商品は知っていたが、なぜ「シューメーカー」という名前なのか?
シューメーカースツールの原点は1936年にデンマークのオーデンセの小さな工場から始まりました。15世紀ころから平らな座面の牛の乳搾り用のスツールとして使われてきました。
そのうちに、靴職人が座り心地を良くする為にお尻のかたちにあわせて削ったことがきっかけとなり、1970年に現在のオーナーであるラース・ワーナーの父親がそれにインスピレーションを得て現在のかたちに近づきました。

一度は廃番になり無くなったのですが、もともと木靴を製作する職人だったワーナー氏が、体の一部のように使っていた愛着のある椅子を「もう一度世に送り出したい」と考え復刻生産を始めました。
靴職人からシューメーカーというネーミングになったんですね!
そして、なんとすべての工程がハンドメイドです。


■3本脚のなぞ
このデザインで気になる所は脚が3本という所です。4本脚の方が安定するのに・・・と思いますが、当時の乳絞りや靴の製造現場は石畳や床、外での作業がほとんどです。地面がフラットな所の方が珍しい時代でしたので、この場合4本脚だとグラつきます。3本脚だとグラつかず安心して作業できます。


■思わず座りたくなる座面
この座面はお尻の形に削り出しています。家具屋さんにあると思わず座りたくなります。
座ってみるとこの削り出しが、おしりにフィットして柔らかく感じます。長時間座って作業する事を想定しているのでまったく違和感がありません。背もたれが無いので若干前傾姿勢になり背筋がピンとします。
サイズもいろいろあるので、お子さんの勉強椅子から大人のリビングや書斎に椅子におすすめです。

一生モノの自分の椅子を是非、見つけてください。


本多/営業部